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虫歯の見逃しを防ぐために
2016.08.27 (Sat)
ダイアグノデント ペン

購入しました。「ダイアグノデント ペン」という器械です。

この器械は先端から光を照射し、それが歯にあたって跳ね返ってくる光を受け取って、虫歯があるかないかを調べるというものです。

虫歯の見逃しを防ぐことができるのではないかと、とても期待しています。


「プロなんだから、虫歯ぐらい簡単に見つけられるだろ」とお思いになるかもしれませんが、本当は虫歯を見つけるのはとても難しいです。

たとえば、歯に穴が開いていれば、だれでも虫歯を見つけることができますよね。

しかし、穴が見えない状態で、見かけは健康な歯に見えるのに、大きな虫歯になっていることがあります。


虫歯というのは、ばい菌がたまりやすいところから発生します。

一番多いのは、歯と歯の間です。

ときどき食べ物がはさまったりしますよね。そこです。

まず、歯と歯の間に、ごく小さな(1ミリにも満たないような)穴が開きます。

歯と歯の間ですから、隠れてしまって肉眼では見えません。

そこから歯の中へ虫歯がどんどん進むと、外見上は穴が開いていないのに、歯の中は虫歯で溶けてからっぽになってしまった!ということがあるのです。

そしてある時、急に痛みが生じます。

歯医者さんへ行って診てもらうと、先生は「うーん、虫歯のようには見えないけど、念のためレントゲンを撮ってみましょう」と言って、レントゲンで歯の中に大きな空洞が発見され、虫歯だったとわかる、というのがパターンです。


つまり、肉眼では全然虫歯のように見えなくても、とても大きな虫歯になっていることがあり、それはレントゲンを撮ってみないと分からない、ということです。


これは、きちんと定期健診をうけている方でも起こります。

ある時、レントゲンを撮ってみたら大きな虫歯が見つかり、「これまできちんと定期健診に通っていたのに、どうして虫歯になるの!」と患者さんからお叱りを受けたことがあります。

私としては、本当に心からお詫びするしかありません。
私たちは専門家として、患者さんに信頼していただいて仕事をしています。
その信頼を裏切ってしまったら、専門家失格なのです。

何度も何度もお詫びをして、ご説明をして、ご理解いただくしかありません。


やはり虫歯の見逃しを防ぐには、レントゲンが一番効果的です。

しかし、(病気でもないのに)不必要なレントゲンを何枚も撮るのはあまり良い事ではありません。

そこでこの「ダイアグノデント ペン」が活躍してくれるのではないかと期待しています。

なにしろこの器械は歯に光を当てるだけですので、痛みも何もありません。

虫歯かどうか、器械に表示される数値を見て判断することができます。

虫歯をしっかりと発見し、早期予防・早期治療ができれば、患者さんの大きな利益になるように思います。


追伸:

虫歯を見つけるのは思ったより難しい、ということをご理解いただけましたでしょうか。

お子さんのいるご家庭では、学校の歯科検診のあとに治療をお勧めする紙が学校からくると思いますが、ここに「虫歯です」「初期虫歯です」などと書いてありますよね。

これはどのぐらい確かなものでしょうか?

検診の紙に「初期虫歯です」と書いてあっても、レントゲンを撮ってみると大きな虫歯になっていることが良くあります。

お家の方にそのようにご説明すると「どうして!?初期虫歯と書いてあったのに!!」とビックリされます。

しかし、歯科検診をした先生がミスをして、そのようになっているわけではありません。

歯科検診では、私たち歯科医は基本的に「視診」つまり「目で見て判断して」います。

昔は虫歯の怪しい場所を、探針という尖った針で触ることが行われていましたが、これは歯を傷つけてしまうことがあるために最近は行われなくなりました。

診療室の明るい照明の下で、しっかりと見ても「見えない虫歯」は存在します。まして、歯科検診の現場では虫歯の大きさまで正確に判断することは不可能です。

つまり歯科検診の紙で「初期虫歯です」と書いてあっても、それは確定診断ではなく、あくまでも「きちんと歯科医院で診断してもらってください」という意味なのです。

「初期の虫歯なら、別に歯医者さんに行かなくてもいいか」と思わずに、何かしら歯科検診でチェックが入っていたら、ぜひお近くの歯科医院で良く調べてもらってくださいね!
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