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歯がしみる!
2008.03.02 (Sun)
この季節、冷たい水でうがいすると歯が凍みる方も多いのではと思います。

歯がしみる場合、その原因には、二つの可能性があります。

一つは、虫歯ができている場合。

簡単に言えば、虫歯によって歯に穴があき、歯の中にある神経に刺激が伝わりやすくなっている状態です。

これは非常にしみます。場合によっては冷たいものだけでなく、温かいものや、甘いものなど味でもしみることがあります。

人によっては、一度しみたらその場にうずくまって動けなくなるくらいひどくなる場合もあります。

放っておくと神経まで虫歯菌が侵入し、何も刺激しなくてもズキズキ痛み始めますので、早めに歯医者さんで治しておいたほうが良いです。


もう一つは知覚過敏(ちかくかびん)という状態です。

これは虫歯ではないのに歯がしみる状態のことを言います。

どうして虫歯じゃないのに歯がしみるのか!といいますと、歯の外側の刺激が、歯の中にある神経まで通じるルートがあるからなのです。

冷たいものが歯にしみる「知覚過敏症」 ←このページの記事が非常によくまとまっているので引用させていただきます。


知覚過敏


エナメル質やセメント質の層が傷つき、象牙質がむき出しになると、知覚過敏が起こります。象牙質には、象牙細管と呼ばれるたくさんの穴が開いているため、象牙質がむき出しになると、外からの刺激が象牙細管を通して、歯の神経に伝わり、痛みを感じるのです。

 エナメル質やセメント質が傷つく原因として、次の2つが考えられます。

(1)歯ブラシで強くみがきすぎて、歯のエナメル質を傷つけたり、歯周病などで歯ぐきが下がって露出した歯根部分のセメント質を傷つけてしまう。セメント質はエナメル質よりやわらかいので、歯根部分が露出しただけで傷む場合も。

(2)歯ぎしりや歯を食いしばるクセで、過剰な力がかかって、歯の表面が割れたり、はがれたりする。ひどいときは歯にひびが入ることも。



「象牙細管」(絵の中では緑色の細い線)を伝わって、刺激が神経まで届いてしまうのです。

そうすると、アイスクリームなどを食べたときに「ツーン」と鋭く凍みることになります。

どうしてそういう状態になってしまうのか?というと、上で引用したように、本来は歯ぐきで覆われているはずの歯の根っこの部分が露出したり、過度のブラッシングで歯の表面を傷つけてしまったり、咬み合わせの力で歯の一部が欠けたりするためです。原因は一つではありません。


では、知覚過敏の状態はどうすれば治るのでしょうか??

虫歯もなく、ときどき冷たいものが少し凍みるという程度なら心配はありません。たいていの場合は徐々におさまり、いつの間にか凍みなくなっていきます。

しみるのが長く続いたり、しょっちゅう気になるぐらいに症状が強いようなら、近くの歯医者さんで一度見てもらったほうが良いでしょう。
(知覚過敏だと思っていたら歯の見えないところに大きな虫歯があった・・・という場合も結構ありますので油断できないのです)。

歯医者さんでは、まず歯周病の治療や咬み合わせの調整など、原因を取り除く治療が第一です。歯ブラシが強すぎる場合には、やさしく磨いていただけるように歯ブラシの方法を指導します。

その上で、刺激が伝わる道になっている「象牙細管」をふさぐようにします。

当院では主に「イオン導入法」という方法でをお薬を歯に浸透させるほか、「MSコート」という歯に塗るタイプのコーティング薬も使っています。
これらの方法は痛みもほとんどなく、塗るだけですので非常に手軽に受けていただける治療です。
ただし、一回治療すればすぐにしみが無くなるというものではなく、症状を緩和してくれる(やわらげてくれる)ものだと考えていただいたほうが良いと思います。

凍みがひどいときには、レジンという歯の色をした材料を詰めて表面をコーティングすることもあります。これはどちらかというと虫歯の治療に近いですね。

最後の手段は歯の神経をとってしまうことですが、これは非常に重度の知覚過敏の場合しか行いません。
歯のことを考えると、神経はできるだけ取りたくないからです。

たいていの場合、知覚過敏は処置をしていけば徐々に軽くなり、あまり凍みが気にならなくなってきます。

意外と悩んでいる方が多い「歯のしみ」についてお話しました。
【記事編集】 |  23:59 |  歯がしみる!  | トラックバック(0) | コメント(2) | Top↑