インプラントだから解決できる悩み
2010.07.03 (Sat)
インプラントの基本的な知識について、以前書きました。

近年のインプラントの進歩には、目を見張るものがあります。


ですが、インプラントと他の治療を比較しても、「なぜインプラントなのか?入れ歯やブリッジでよいではないか」という風にお考えになる方は多いと思います。

今日はまさに「なぜインプラントなのか」という点についてお話したいと思います。


インプラントはブリッジや入れ歯と比較して、「よくかめる」「周りの歯へのダメージが少ない」「違和感が少ない」などの良い点があります。

しかし、もっとも大切なことは、インプラントが天然の歯と似ていることです。

ブリッジや入れ歯は、結局のところ、他の歯に負担をかけて「歯のような物」を作っているに過ぎません。

現在、歯が無くなった場所に、周りの歯に負担をかけずにもう一度しっかりした歯を作る方法は、「インプラント」と「歯の移植」しかないのです。


私たちの医院では「お口の健康を守り育てる」ことを何より大切に思っています。

歯を育て、歯を守り、お口の健康を最後まで保っていただくこと。何でもおいしく食べ、楽しくお話ができ、いつまでも美しい笑顔でいてもらう。それが最大の願いです。

しかし、ブリッジや入れ歯は、他の歯に負担をかける治療です。

いずれ周りの歯までダメになってしまうことが多いのです。

ブリッジを入れるために削られる周囲の歯。

入れ歯のバネをかけられ、揺さぶられ続ける歯。

一本の歯がなくなり、それを補うためにさらにたくさんの歯を犠牲にする・・・

もう、そんなことは止めにしたいのです。


インプラントをうまく使えば、周りの歯に負担をかけずに、もういちど歯を作ることができます。

さらに使い方を応用して、インプラントを入れ歯の支えにすることで、他の歯への負担を減らすことさえ可能でしょう。

それが、私の考える、インプラントの最大のメリットです。



インプラントの利点は、まだあります。

心への影響です。


昔は、年をとったら入れ歯になるのが当たり前でした。

しかし今はどうでしょうか?

50歳、60歳、70歳、いやいや80歳になっても、まだまだ若々しく、「お年寄り」などという言葉が当てはまらない方々が多いと思いませんか?

そういう方々は何が違うのでしょう?

私は「心が若い」からだと思います。


「自分はもう年寄りだから」「どうせ先が長くないから」と謙遜される方は多いですが、決して心からそう思っているわけではないですよね。

ほとんどの方は、若々しくありたいし、健康で何でもできる体でありたい、そう思っていらっしゃると思います。

(若い頃にビートルズやグループサウンズを聞き、ジーンズをはいてギターを弾いた、現在とそう変わらない時代を生きてきた世代ですから)

心が若いというのは、そういうことです。


そういう方々は、「歯が抜けても入れ歯は嫌だ」とハッキリおっしゃいます。

歯科医の私からすれば、入れ歯も有効な治療法のひとつなのですが、心の若さを保っていらっしゃる方にとっては、入れ歯を使うこと自体が精神的な苦痛であることはよく理解できます。

好きで入れ歯になる人はいないと思いますが、アゴがくしゃっとつぶれてしまった、いかにもお年寄りという顔つきの方が昔はたくさんいらっしゃいました。

歯がなくなって、合わない入れ歯を使い続けるとあのような状態になってしまいます。


インプラントを使うことで、ご自分の歯に近いものができます。

何でもおいしく食べられたあの頃を取り戻すことができるかもしれません。


いつまでも若く元気でありたい、というのは誰もが持っている願いだと思います。

そして、心を若く保っている方ほど、やっぱり体も元気なのです。

インプラントが心に与える影響は大きいですね。


インプラントの基本的な知識の部分でも書きましたが、インプラントはなんでも解決してくれる都合の良い治療法ではありません。

治療後のお手入れもとても大切です。

しかし、インプラント治療がその方のお口の状態に合っていて、なおかつ患者さんのご希望に合っていれば、インプラントは他の治療ではできない素晴らしいメリットを与えてくれるでしょう。
【記事編集】 |  23:19 |  インプラントとは?  | トラックバック(0) | コメント(2) | Top↑
インプラントは魔法の杖か?~インプラントの基本的な考え方~
2007.04.25 (Wed)
渡部歯科医院では、インプラント治療を行っています。

インプラント、というのは簡単に言えば、チタンという金属でできた人工の歯を、あごの骨に直接植えてしまおうという治療です。
最近ではインプラント治療を行う歯科医院も増え、かなり一般的な治療となってきています。

↓歯が一本抜けてしまいました
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↓インプラントをあごに植えます
IMG_0002.jpg

↓被せ物をして治療終了です
IMG_0004.jpg

(上の図はGC社出版のDental Treatment Guideより引用しました)

このような状況の中で、一部には、誤解も生まれ始めているようです。
たとえ自分の歯がダメになっても、インプラントがあれば何とかなる、という考え方です。
しかし、インプラントはなんでも治せる魔法の杖ではありません。

インプラントは自分の歯に似ていますが、やはり自然の歯には全然かないません。
まずやるべきことは、自分の歯を守ることです。

しかし不幸にして自分の歯が失われたとき、その治療法の一つとしてインプラントがあります。
インプラントの利点と欠点を以下に挙げてみます。

利点
1.歯が無いところに歯が生えてきたかのように治療できる
2.一本の歯がダメになったとき、となりの歯を削らずに治せる
3.入れ歯のように取り外しをする必要が無い
4.たくさんの歯がダメになったとき、入れ歯の支えにすることができる
5.成功率は95%といわれている(10年以上もつ確率です)

欠点
1.手術が必要(特別な場合を除き、入院の必要はありません。また、局所麻酔で行えます)
2.歯ぐきやあごの骨がしっかりしていないと植えられない
3.治療の完了までに時間がかかる(普通は3ヶ月から6ヶ月程度)
4.体質によってはできないこともある

このように、インプラントは魔法の杖ではなく、メリットもデメリットもある治療です。
渡部歯科医院では、これらのことを患者さんにご納得いただいてから治療を行っています。

インプラントは新しい治療法ですが、すでに数十年の実績があり、その信頼性はどんどん高まっています。

患者さんの希望と、インプラントの利点がうまくかみあったときには、インプラント治療は信じられないほどの素晴らしい結果をもたらしてくれます。
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